NPO法人福島県テコンドー協会

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福島県テコンドー協会の歩み(竹生会の歴史)

福島県テコンドー協会の歩み 福島県テコンドー協会の母体である「竹生会(ちくせいかい)」は昭和49年春に、阿武隈川畔のサイクリングロードを道場とし発足した。当時のメンバーは10名足らずで、同好会的なスタートだった。佐々木甫宗師範を親、武田正博師範代(当時)を兄として、厳しい環境での稽古を誇りとしながら黙々と直接打撃の日本伝空手道の修行に明け暮れた。
 3年間の野外稽古を続けたが誰一人として弱音を吐かず耐え抜き、当時の会員の全員が有段者となり10年以上の長きに亘って道場の黄金期を支えた。大内公明、菅野仁一、阿部正弘、菊田善光、伊藤好一、彼らの名前は竹生会と交流されたことのある団体の方々なら多少なりとも記憶の中にあることだろう。
 それから数年間はボクシングジムや柔道場を借りての稽古となるが、待望の本部道場を建設したのは昭和54年のことで野外道場のスタートから5年後のことだった。建設と言えば聞こえは良いが、35坪のプレハブであり師範代個人の力での限界でもあった。その道場は福島市矢野目の小学校前にポツンと建っていたが、テレビ朝日の宮嶋やす子スポーツリポーターが日中に取材に訪れ、「こんなボロ道場で大丈夫なのか?」と思った程だったという。ところが夜になり道場生か続々と集まってきて、気合の入った稽古を始めたのを見て「器は入れるものでこんなに変わるものか」と感心した、というエピソードがある。

福島県テコンドー協会の歩み  竹生会はそれまでいくつかの支部を開設し、独自の選手権大会を開催していたが、昭和56年に大きな転機が訪れる。日本テコンドー協会(現全日本連盟の母体)の初代専務理事を務めた篠原節氏(故人)の勧めによりテコンドーの本場韓国に視察に出向いたが、韓国国内で統合されてからまだ10年余のテコンドーは、現在のそれとは違いまだまだ未発達で完成度の低いものだった。空手家として充実していた当時の武田師範は「日本人の武道家の優秀さを世界に示したい」という一念で、その日を境にしてテコンドーの世界にのめり込むことになる。
 竹生会はその後、テコンドーの世界で数々の功績を上げることになるが、ポイントによる総合優勝制を採っていた当時、ライバルの関西勢を制し都合v3を成し遂げる。世界にも挑んだが最高成績は菊田善光選手のアジア選手権の銅メダルのみであった。この時の対戦者はテコンドーを国技と定めたイランの代表選手だったが、ティフリキ(後ろ回し蹴り)の応酬は試合後万来の拍手が鳴り止まなかった程だった。
 その後、今では故人となられた福島県テコンドー協会会長を20年の長吉に亘って務めて頂いた和道流空手の大家・三瓶賢一先生との出会いや、日本一と言われた本部道場を持つなど、恵まれ続けた竹生会であったが、事情により一時本部道場を閉鎖することがあった。毎日いつでも稽古ができる、という発足当初からめ伝統が一時途絶えることになり本部道場を再開するまでに約三年を要した。それから復活の手応えを感じるまでに数年かかったが、今は第2期黄金期を作ろうと練習生達が研鑚に励んでいる。
 テコンドーの頂点を夢見て34年。国内で無敵を誇った時期もあったが、まだ技術的にも稚拙だった頃でもあり、本場韓国を破ってみたいという夢は果たせずにいる。一時、日本テコンドー界の分裂騒動により幾度も目標を失った時期もあったが、竹生会の中には野外稽古時代に培われた思想が連綿と今でも生き続けている。
 今年は3・11東日本大震災及び福島第一原発事故という二重の不幸から5年半。未だかつて経験した事のない苦境の中に福島県がある。発想を変えれば、そのような厳しい試練を我々福島県人に天が与えてくれたものとして、それらを跳ね返す努力をすべき時だと真摯に思うのである。その厳しさに感謝しながら更なる精進の誓いを新たにする。
 まだまだ復興半ばの東日本及び福島県だが、「負けてたまるか」という気概を失わないようにしている今日に大きな未来が開けることを信じている。今年は竹生会創立から42年。もっともっと頑張らねば……。

協会概要

名 称 NPO法人福島県テコンドー協会
所在地 福島市永井川字壇ノ腰19番地の1 サンシードビル2階
設 立 平成20年1月8日
理事 武田正博
関西総師範 李 光浩(イ カンホ)
目的等 目的及び事業
この法人は、青少年や社会人に対し、日本古来から伝承されてきた空手道、柔術、居合道、テコンドー、ボクシング、キックボクシングによる武道や格闘技の素嘖しさを伝え礼節を修め、健全なる身体と精神の育成を目指す事業を行い、スポーツとしての総合武道で培った心技体を生かし社会に貢献できる人材の育成と、不登校、認知障害等を持つ人達が動物と接するアニマルセラピーなどを取り入れ情操教育によって社会に貢献できる人材の育成に寄与することを目的とする。

この法人は、次に掲げる種類の特定非営利活動を行う。
(1)保健、医療又は福祉の増進を図る活動
(2)環境保全を図る活動
(3)地域安全活動
(4)国際協力の活動
(5)前各号に掲げる活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動

この法人は、目的を達成するため、次の事業を行う。
(1)特定非営利活動に係る事業
 ①テコンドー等のスポーツ普及および選手育成に関する事業
 ②テコンドー等のスポーツを通した青少年の健全育成事業
 ③テコンドー等のスポーツを通した国際的な文化交流促進に関する事業
 ④スポーツ施設の管理運営整備等及びその受諾に関する事業
 ⑤アニマルセラピーによる啓蒙・心の輝き事業
 ⑥教育や不登校による相談・電話で何でも話せる相談事業
 ⑦その他前各号の事業を達成するために必要な事業

(2)その他の事業
 ①物品販売事業

アクセス

福島県テコンドー協会


福島市永井川字壇ノ腰19番地の1
サンシードビル2階(事務局)
道場は1階
TEL : 090-3123-7009

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